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法人向けサービス

対話型AIアバターソリューション

Virtual Human Talk

Virtual Human Talk(バーチャルヒューマントーク)は、高品質なAIアバターを対話型AIのように利用することができる、バーチャルヒューマンと大規模言語モデル(LLM)の統合ソリューションです。お客様のビジネスシナリオにあわせてアプリやデジタルサービスなどに組み込むことで、顧客体験の向上やエンゲージメントを促進するコンテンツ制作などにご活用いただけます。

Virtual Human Talkの特長

Virtual Human Talkでは、LLMを用いてAIアバターの会話生成を行っています。ユーザーからの自然な呼びかけに、精度の高い応答をすることで親近感の持てるコミュニケーション体験を実現します。また、学習されたデータから情報を検索するRAG(Retrieval Augmented Generation)のしくみにより、検索結果を踏まえて回答を生成します。rinnaでは、お客様ご自身で学習させたいデータの管理と運用ができるプラットフォームも用意しているため、希望のタイミングで知識内容のアップデートを実施することができます。これにより、特定のドメインやペルソナ情報がタイムリーに用いられるビジネスでの活用に適した対話型AIアバターの提供が可能になりました。

ヒトの個性を再現するしくみ

Virtual Human Talkでは、従来バーチャルヒューマン技術として一般的だった外面的な特徴を再現するしくみに加えて、内面的特徴の再現へのアプローチを行っています。AIアバターに接続されたLLMに性格や特性を学習させ、会話上で個人性の再現を行います。同様に、モデルとなる人物の声を音声合成技術で再現することで、モデル自身の個性をAIアバターに反映させることができます。これによりモデルとなる人物そっくりの容姿、音声、会話パターン(特定の知識・口癖・口調など)をもつAIアバターを自律的に動作させることが可能です。

ユーザーと音声で対話ができる対話型AI

本ソリューションで提供するAIアバターは、音声を利用した会話も可能です。ユーザーが音声入力によって質問をしたり、人と会話をするようにリアルタイムでコミュニケーションをとったりすることができます。応答するAIアバターの音声は、rinnaのKoemotionをはじめとする各種TTSや、オリジナル音声の作成も選択できます。

AIアバターの作成をより手軽に

これまでrinnaがバーチャルヒューマンソリューションで提供してきたAIアバター生成技術を、より手軽にスピーディーかつ低コストでご利用いただけます。撮影条件を満たした場所であれば、フォトスタジオなどの専門の撮影環境に足を運ぶことなく、スマートフォンでAIアバター生成用の録画データを撮影できます。また、AIアバターの生成に必要な録画データも短時間(品質要件により最短6分~)で済むため、長時間の撮影が難しい多忙なスケジュールの人物の撮影にも適しています。

※初回導入時は、ご利用までにAIアバターの作成とLLMの開発が必要です。

シンプルなシステム構築

Virtual Human Talkでは、アバターシステムとの接続をSDK(Software Development Kit)を用いて行います。既存のアプリケーションやWebサービスへの追加に必要なツール一式がパッケージ化されているため、機能追加のための工数を減らしシステム構築をシンプルにします。また、通常の開発に比べて短期間での実装が可能になるため、開発コストを抑えながらサービスの価値を高めていくことができます。

システムイメージ


Virtual Human Solutionとの違い

Virtual Human TalkとVirtual Human Solution(バーチャルヒューマンソリューション)は、どちらもバーチャルヒューマン技術を用いたAIアバターソリューションですがそれぞれ用途が異なります。

Virtual Human Talkは、ユーザーとのコミュニケーションを軸とした対話型AIをコンセプトにしており、Virtual Human Talkで提供するAIアバターは、ユーザーとの同期的なコミュニケーションの中で、情報発信や質問への回答、何気ない会話などを音声を使ってやりとりします。

一方、Virtual Human Solutionは、AIアバターを使った動画コンテンツの生成を趣旨とした、動画生成・編集機能をご利用いただけるプラットフォームとなっています。AIアバターとの会話はできず、本格的なAIアバターを使って、オリジナリティのあるプレゼンテーション動画やSNS向けの動画コンテンツを作成することができます。

Virtual Human Solutionに関する詳細はこちら


想定される活用シーン

- 著名人のアバター化

芸能人やインフルエンサーなど著名人のファンコミュニティを活性化するためのコンテンツとして、AIアバターを利用することができます。本人のAIアバターから直接最新の情報や、ファンに向けたメッセージ配信ができ、ユーザーはAIアバターを通して本人との疑似的な会話体験を楽しむことができます。

- 対話型アシスタント

音声コマンドを利用して、ユーザーのためにナビゲーションや操作を行う対話型IVRの応用として、AIアバターを活用し、視覚的にも情報を発信することができます。有人受付のサポートとしたり、音声制御によって操作する音声アシストの役割を担ったりすることができます。

- 相談窓口やお客様対応Webシステム

顔の見える顧客窓口として、Webサイト上のチャットボットなどでAIアバターがカスタマーサポートを実行します。顔や表情がみえることで、ユーザーが安心して問い合わせや相談をしてもらうサポート環境づくりが期待できます。

- インタラクティブ広告

広告内でユーザーとコミュニケーションをしながら興味関心を促したり、設問に回答できるようにしたりすることでユーザー調査やコンバージョンの最適化を図ることができます。タレントやインフルエンサーなど発信力の強い人物をアバターとしてを用いることで、従来の広告に比べてコンテンツの話題性や訴求力を強化することが期待できます。