rinna

人型ロボットPepperがrinna社のAI会話エンジン新版を採用

プレスリリース

rinna株式会社は、当社の法人向けAIチャットボット開発プラットフォーム製品「Rinna Character Platform」の新バージョンが、ソフトバンクロボティクス株式会社(本社:東京都港区/代表取締役社長:冨澤文秀、以下ソフトバンクロボティクス)のヒューマノイドロボット「Pepper(ペッパー)」に採用されたことを発表します。

 

■背景

2014年に発表されたソフトバンクロボティクスのPepperは、家庭やビジネスシーンでの利用にとどまらず、ロボットプログラミング教材として教育機関での導入も始まるなど、活躍の場を広げています。rinna社の法人向けAIチャットボット開発プラットフォーム製品「Rinna Character Platform」は、2019年から「Pepper」に採用されてきました。

 

PepperのRinna Character Platform新バージョン採用について

このたびのPepperのRinna Character Platform新バージョンの採用は、rinnaが開発した最新のチャットモデルの効果により、Pepperの会話機能が向上し、Pepperが提供するサービスのお客様満足度が高まることが期待されます。また、Rinna Character Platformの新しいアーキテクチャによってシステムの導入が容易になるとともに運用効率と耐障害性が向上し、自由会話のAIチャットボットをより低コストで安定したサービスとして提供できるようになりました。

rinna x pepper.png
図右:Pepper © Softbank Robotics

 

■新しいRinna Character Platformについて

Rinna Character Platformは、会話内容や音声表現をカスタマイズしてキャラクター性を持たせたAIチャットボットを開発できる法人向けプラットフォーム製品です。2021年春にリリースした新バージョンは、新開発のチャットエンジン「Style Transfer Chat(STC)」を使用することにより、大規模会話データから構築した事前学習済みモデルに、作り上げたいキャラクターの性格や口調を反映した少量の会話データを追加学習させるだけで、キャラクター性を反映した自由会話を可能にしました。

また、新バージョンでは、外部サービスと柔軟に連携できることに加えて、WebHookフィルターを利用してユーザーが自由に機能を拡張可能になりました。カスタム機能はどのような言語でも開発可能です。カスタム機能とチャットボットのサーバーを分離し、チャットボットの各モジュールを小さくシンプルにすることで、耐障害性とセキュリティも向上しています。

関連記事