rinna社とデジタルヒューマン社が協業、顔・声・視聴覚をもった雑談AIを実現
rinna株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役:ジャン"クリフ"チェン、以下、rinna社)と、デジタルヒューマン株式会社(本社:兵庫県芦屋市/代表取締役:荒尾和宏、以下、デジタルヒューマン社)は、rinna社の自由に雑談するAIチャットエンジンと、デジタルヒューマン社の顔と音声で感情を表現するAIアバターを統合し、感情的につながるデジタルコミュニケーションが可能なAIキャラクターの開発で協業することを発表します。
■背景
rinna社は、MicrosoftのAI&リサーチ部門でAIチャットボットの研究を行っていたチームがスピンアウトして2020年6月に設立したAI開発企業です。ディープラーニング技術を活用し、AIが文脈に応じた会話文を自動生成して人間と自然に会話する「共感チャットモデル」、AIが話し声や歌声で豊かに感情を表現できるようにする「音声合成システム」などの技術を発表してきました。これらの最新技術は、会話内容や音声表現をカスタマイズしてキャラクター性を持たせたAIキャラクターを開発できる法人向けプラットフォーム製品「Rinna Character Platform」に応用されています。
デジタルヒューマン社は、UneeQ, Inc.が開発するリアルAIアバター「デジタルヒューマン」のディストリビューターで、UneeQ, Inc.に代わって日本における事業を展開しています。デジタルヒューマンは、会話の内容に合わせて、顔の表情、声のトーン、唇の動き(セリフと同期するリップシンク)、ヘッドモーション、ボディモーション、マイクロアイモーション(眼球運動)が変化するスピーチアニメーション画像をリアルタイムに生成します。日本語に対応した音声認識機能を備え、新たな機能としてグループ会話において適切な人に個別対応する話者認識機能、コンピュータービジョンAPIを用いて、相手の個人特定、感情分析、年齢や性別などの分析や、相手が手にした物体(薬のパッケージなど)認識をリリースする予定です。
このたびrinna社とデジタルヒューマン社は、rinna社の自由に雑談するAIチャットエンジンと、デジタルヒューマン社の表情と音声で感情を表現するAIアバター「デジタルヒューマン」を統合し、人間と感情的につながるデジタルコミュニケーションが可能なAIキャラクターの開発で協業します。