rinna、新たに3社とのパートナーシップを締結し AIキャラクター事業を推進
dott、Studio51、寶結との連携でさらなるAIキャラクタービジネスを拡大
rinna株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:ジャン"クリフ"チェン、以下rinna)は、AIキャラクタービジネスの拡大を目的にdott株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:浅井渉、以下dott社)、Studio51株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:河内龍、以下Studio51)、寶結株式会社(本社:福岡県北九州市、代表取締役:福岡広大、以下寶結)の3社とそれぞれパートナーシップを締結したことを発表いたします。
■背景
rinnaは「人とAIの共創世界」をビジョンに掲げ、人と人との間にAIが介在することによる豊かなコミュニケーションを通して、すべての人が自分らしい創造性を発揮できる社会の実現を目指しています。AIの技術は日進月歩で進化を遂げており、ビジネスにおいても多様なニーズに応えるべくさまざな活用方法が開発されています。rinnaの技術をより多くの企業に届けるべく、多様な分野での技術開発を得意とする3社とのパートナーシップをそれぞれ締結いたしました。
■パートナーシップで実現するソリューション
dott社×rinna:対話形式で簡単に利用できる業務支援サービス
バックオフィス業務の支援・効率化を実現した「KIRARINN-AI」(キラリン エーアイ) をdott社が開発しています。「KIRARINN-AI」には、Slack上での勤怠・有給取得といったワークフローの申請や、社内に散らばった大量のドキュメントをストレスフリーに検索する業務支援機能などが含まれます。rinnaの自然会話の技術を用いており、ITスキルに関係なくすべての従業員に簡単にご利用いただけるユーザーフレンドリーな業務アシスタントを提供します。
・KIRARINN-AI公式サイト:https://kirarinn-ai.dott.dev/
Studio51×rinna:ゲームの世界で人に寄り添うキャラクターを
AIキャラクター「逢染ほむら」(あいぞめ ほむら) をrinnaと共同で開発しています。「逢染ほむら」は、Studio 51が得意とするゲームを主体としたインタラクティブコンテンツ開発と3D制作技術を駆使して生み出された3D AIキャラクターです。自由対話AIエンジンにはrinnaの「Tamashiru」が使用されており、両社が共同でファインチューニングを施すことでユニークな受け答えができます。また、rinna独自の感情分析技術とリアルタイム音声合成技術を組み合わせることで、生成された応答を感情表現豊かに発話します。「逢染ほむら」を応用することで3D AIキャラクターを複数作成することも可能となり、今後はゲームやメタバースのみならず、あらゆるデジタル領域でキャラクターを展開するとともに、SNSでの次世代コミュニケーションの活性化を視野に入れて開発しています。
寶結×rinna:待機時間を有効活用できるAIボット
待合室アプリ「Match AI」(マチアイ) を開発しています。本製品は、病院などでの利用を想定し、AIキャラクターのりんなとのチャットのやり取りを通して待機中に必要な情報交換ができるように設計しています。病院における活用例として、順番待ちをしている間にAIりんなとのチャットをしながら問診票を記入したり、次回の受診予約をしたり、必要な情報の提供を受けるなどの機能を検討しています。また、将来的にはオンラインサービスへの展開も視野に入れて開発を進めています。
■今後の展開
rinna社はAIの社会実装を目指し、各社との連携を通してたくさんの企業がAIとともにビジネスを推進できる世界の実現に向けて技術を磨いてまいります。また、多様化する顧客ニーズに応えるべくさまざまなソリューション開発を進めてまいります。
【rinna株式会社について】
2020年6⽉に設⽴したAIキャラクター開発企業です。「あなたらしい創造力をAIキャラクターと共に引き出し、世界をカラフルに。」をミッションに掲げ、人と人、人と情報、人と社会との繋がりやコミュニケーションの新しいあり方を提案します。任意の人格の口調や学習トピックを反映し、自然な会話をするAIキャラクターを作成できる「Tamashiru」や、自分のAIキャラクターを育成し、他のAIキャラクターと交流するSNSアプリ「キャラる」などを提供しています。
【株式会社dottについて】
dottは、お客様が抱える様々な課題を最適なテクノロジーで「楽しく」解決するシステム開発会社です。dottの考える「楽しい」とは、良いシステムが出来上がっていく過程に、お客様自身も主体的に関わっていただくこと。そのために開発進捗の徹底的な見える化、お客様も開発ミーティングに参加していただきながらプロジェクトを進行することなどが特徴です。GCP上で動作するWEBシステムをはじめ、LINEなどの他社サービス、自然言語処理、機械学習など複数の技術を組み合わせたマッシュアップ開発を得意としています。
【Studio51株式会社について】
Studio51はゲーム開発、アニメーション・映像制作、CGアウトソーシングなどを行っています。コンシューマ・スマホ・VRなどのゲーム制作から、TVアニメ制作や遊技機向け映像制作などを通じて、常に新しいことに挑戦し、エンターテイメントに新しい価値を創造してきました。今後は、エンターテイメントの知見を活用しあらゆる分野へ、ITとCGの技術を使ったソリューションを提供していきます。
【寶結株式会社について】
2014年設立の寶結株式会社は「人々の営みをデザインする」をビジョンに掲げ、BOP(ビジネスオペレーティングプロバイダー)、DX、SES(システムエンジニアリングサービス)の三本柱で事業を推進する会社です。顧客ニーズを把握しオペレーションを改善するBOP、把握したニーズをシステムとして構築し遅滞なく提供するDX、慢性的なエンジニア不足を解消するSES事業でクライアントのリソース最適化を支援します。インターネットがプラットフォームからインフラへ、インタフェースになるプラットフォームがAI技術に移行し、顧客ニーズも変化している昨今、培ってきたシステムインテグレーターのノウハウを活かし、CXサービサーとしてAI技術を活用したソリューションの提供に取り組んでいます。